タイの女性

タイの女性

タイは女性の社会進出が非常に進んでおり、会社等でも管理職としてバリバリ働く女性の姿がよく見られる。米国のある大手会計事務所が、36カ国の企業7,200社を対象にした「女性の上級管理職の割合」の調査報告によると、1位はフィリピンで47％、2位はロシアの42％で、3位が38％でタイが入っている。またタイの都市のオフィスで働く男女比率は女性の方が多い。

タイの工場労働者も女性が多い。北タイの農村地帯の巨大な工業団地では、多くの女性が就業している。ここで働く女性工場労働者は収入の多くを家の新築や家財道具の購入に充て、家にどれだけモノを揃えたかを村の女性同士で競っている。

タイの農業労働者も女性が多い。タイにおける女性の労働力率は、長年アセアン地域の最高レベルであると考えられている。労働力人口に占める女子労働者は44.7％にのぼり、男子労働者は55.3％である。
一方、農地での労働は季節に左右され、雨季には乾季（農閑期）よりも高いが、特に女性の雇用は、男性よりも季節による影響が大きい。これは、繁忙期には多くの女性労働者が農作業の手伝いのため駆り出され、閑散期には女性は労働市場から引き上げるためである。

なお、タイの田舎に住んでいる20才前後の女性には、40〜50歳代の日本人男性との結婚を望んでいる人も多い。ただし結婚すると、女性の両親に毎月仕送りをする必要がある。

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