タイ王国

タイ王国

タイ王国、通称タイは、東南アジアに位置する。タイ王国は東側にカンボジア、西側にミャンマーとアンダマン海があり、北側にはラオス、南側はタイランド湾とマレーシアに囲まれている。タイ王国の国土はインドシナ半島の中央部とマレー半島の北部に位置する。首都はバンコク。1939年までの正式国名はSiam（英語発音:サイアム、日本語発音：シャム）。

第二次世界大戦の戦禍に巻き込まれたアジア諸国の多くが日本やヨーロッパ、アメリカ等強国の植民地になったが、タイ王国は国土の一部を譲り渡すことにより、これら強国による植民地化を免れた。
タイ王国は太平洋戦争中、東南アジア戦線では日本に積極的に協力しており、日本の現地軍の速やかな進軍を助け、兵站（へいたん・軍隊組織が戦闘能力を維持するために必要な雑務の総称）、補給など重要な役割を担当している。
戦後もタイ王国は日本に対して友好的な交流を続けており、戦争中の日本の借財を割り引いている。1959年、20億バーツ（当時の換算で10億ドル以上）の巨額な日本側の借金を、40分の1の2,500万ドルにまで値引きした経緯がある。

タイ王国には王室があり、伝統的に王家に対して畏敬の念を払うよう教えられているため、国民は自主的に王家を敬っており、国王や王妃の誕生日には国中が誕生日を祝うお祭り状態となる。現在の国王はラーマ9世（在位：1946年6月9日−現在 ）である。

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