バンコク

バンコク

バンコクはタイ王国の首都である。現地ではクルンテープ（「天使の都」の意）と呼ばれている。

日本語や英語で慣用されるバンコクの語は、「バーンマコーク」が訛った「バーンコーク」がさらに変化したものである。 バーンマコークとは、バーンとは運河、マコークはアムラタマゴノキ（ウルシ科の樹木）であるので「運河の周りのアムラタマゴノキ」という意味である。 なお、タイ語のバーンコークであるが、現在ではバンコクの中にあるトンブリー駅付近にある一地域を指す言葉であって、バンコクとは関係がない。タイ語のバーンコークは外国語のバンコクと混同しやすいので注意が必要。

バンコクは1782年、ラーマ1世によって遷都されて以来、タイの政治・経済・教育・文化の中心であり、近年では「東南アジアのハブ」と称される先進的な国際都市へと成長した。しかしバンコクの魅力は、先進的な都市に変身した後でも、あちらこちらに生きた人々の暮らしを感じられるところにある。モダンな高層ビル群や巨大なショッピングモールの足元には、小さな屋台が並び、人々は屋台での買い物や食事を楽しむ。道の途中には昔ながらの祠があり、通りすがりの小さな祠に手を合わせる人々の姿が見うけられる。

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